歴史的に価値のある古銭


古銭において、歴史的な価値が高いと言われる紙幣が10円札と呼ばれる紙幣です。この紙幣は終戦直後にアメリカ軍の命令により発行させられたお金です。日本では戦争が終わってから物価が急上昇しましたので、1銭硬貨や10銭硬貨の価値が低くなりました。これに変わってアメリカのGHQはインフレを抑えるために、1円以下の額面のお金を全て効力を無くさせ、新しく紙幣を作らせることにしました。新円切り替えと呼ばれるこの措置は実際にはインフレ抑止に対する効果はほとんど無く、新札が発行された後も物の値段は上がり続けました。 ところで、この10円札紙幣の全体的なデザインは民間企業を中心に作られました。今までに無いような目新しいデザインですが、現代になっても語り継がれている奇妙なお話が残っています。お札の表面を全体的に見てみると、「米国」の文字が浮かび上がってきます。さらに、国会議事堂の下にモヤモヤした部分がありますが、これはアメリカ軍によって破壊された「戦艦大和」がデザインの元となっています。 GHQは10円札発行の後にも、500円札、1000円札といった当時では高額な紙幣の発行に乗り出しましたが、インフレ状況悪化への懸念からすぐに発行が停止されました。そのため現存する紙幣の枚数は非常に少ないため、現在では10円札と同様にプレミア価格で取引されています。アメリカ軍と日本国の思惑の違いに歴史を感じる事のできる10円札は古銭収集家の中でも大変貴重な商品です。